内航問題解決には広い視野からの多角的な事態把握が求められますが、解決への実践は現場船員の心情にかなったものでなければなりません。海上で安易に実験的な試みを許せば、船員にとっては命を落とす危険さえあるのです。このギャップは、陸上機関の提案に不信を与える一番の要因になるものです。当事務局では、船員の心情を忘れないためにも訪船し、現場の把握に努めています。