全日本内航船員の会
NAIKO
目的・方針現場主義LOOKINGHEARINGSPEAKING内航問題

船員の皆様へ

内航船員のみなさま、大変ごくろうさまです。

 これほどにも陸上社会との接点が乏しい現状のなかで、船員生活の何を知っての「船員の会」なのかと考える方もおられるのではないでしょうか。しかし、この会では船員の本当の声を求めています。私も元内航船員で自動車運搬船に勤務していました。

 遠い洋上から船員が何かを提案するときに、プライバシーを心配することなく気軽に話せる場となるよう、元内航船員としてプライバシー保護には充分注意をはらっていく所存です。ぜひ、お気軽にご連絡ください。

 みなさんの協力をいただく事から、共に船員世界の活性化に向かっていけることを願っております。 船員(元船員等)の代弁的な活動も勘案して、関係機関にレポートを提出し関連冊子に掲載されています。

 内航問題を目の当たりにしている船員世界は、船員の不断の努力により日本国の物流問題を緩和させている「超現実」的な現場だと認識しております。そこには素晴らしいチームワークと容赦のない大自然への挑戦があり、緊急時に適切な応急判断を下す瞬間や、人望を集める乗組員の話等、陸上社会に紹介されてしかるべき真実があります。

 内航問題の現状は深刻ですが、本格的な問題解決には解決に前向きな船員達と陸上社会とが、共通 のビジョンを求めていく必要があります。たとえ、船員不在の場からの提案で、すべての環境を整えていけたとしても、そこに生活する船員達の主体的な活力がなければ、これを海洋国日本の復興と呼ぶことは出来ないと思うのです。

 「オカ」にアガってみて感じていることがあります。
同じ海で生きる船員達、同じ時代をくぐり抜けてきた船員達が、もうすでに一定の価値観を共有しているという事実です。元船員の方も、ぜひご意見をお寄せ下さい。よろしくお願い申し上げます。

全日本内航船員の会 情報企画担当   松見 準

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