全日本内航船員の会
NAIKO
目的・方針現場主義LOOKINGHEARINGSPEAKING内航問題

内航船員とは

目覚めよ、海洋国日本

 海運の中でも、国内の港と港を結ぶ船で職務に従事する船員を内航船員とよびます。

 国内の沿岸海上物流は自国民のみでカバーしていこう考えるカボタージュ制度(世界中の海運国で一般的に採用されている制度です)によって、国内航路を航海している内航船は全ての乗組員が日本人です。

 一方、国内の港と外国の港を結んで航海する外航船の外航海運では、コスト削減を目的に、主に外国人船員を採用するようになっています。そのため、島国日本の船員の主な職域は「内航海運」で、日本人船員といえば大半が「内航船員」ということになります。
 現在、その日本人船員の不足が非常に深刻で、内航海運を維持するために船員教育機関も対策に励んでいます。新卒の船員も少数精鋭の内航船で切磋琢磨、努力しているところです。

 内航船員の極端な高齢化と同時に、高齢船員のリタイヤによって深刻な船員不足に陥っていることで、若い船員が次々と船舶職員、船長、機関長として活躍している一面もあります。
 大変な努力によって技と体力、船内秩序を守っていく知恵を身につけた若い世代が新たな内航海運現場のムードを作っていけることに期待しています。

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