全国の海員学校(と現・海上技術学校、海上技術短期大学校)の横断的同窓会「全国海員学校同窓会」が、初めての訪船活動にでるとの情報が入り、当会「全日本内航船員の会」もこの動きを確認した。(H19.1.27)



 訪船に出たのは二木康裕事務局長と荒木学さん。
「各地の海校の同窓会もいろいろありますが、全国の海校出身者の横断的組織の発展にご理解ください」と話した。
 海員学校、商船高専、旧商船大学などが、次々と閉鎖、合併しいく今、各校同窓会の存続が難しくなっている背景もある。 しかし、

「卒業してバラバラになってしまった友達の居場所を突き止められるような同窓会にしていきたい」と現役の後輩たちが頼れる組織へ向けた運営方針も説明された。
 多くの海事組織と同様、同窓会も外航出身者がメインに運営していたが、現在の新卒船員の就職先は外航から内航へと移っており、現役後輩との意識の乖離が懸念されていた。

 内航船員にとって、陸上社会との接点は本当に乏しい。今回は内航とはいえタグボートへの訪船だったが、今後も多くの海事組織から現場へ歩み寄る動きが進んでくることが楽しみ。

全日本内航船員の会